消防士の漫画:「め組の大吾」 曽田正人
◆「め組の大吾」 のあらすじ
家が火事になり、飼っている子犬を助けに行って逃げ遅れた少年、朝比奈大吾(あさひなだいご)は、
意識が朦朧とする中、炎の中から現れた消防士に命を救ってもらう。
その日以来、大吾の英雄(ヒーロー)は、消防官(ファイアファイター)だった!
それから12年の月日が経ち、公務員試験を受けた大吾は、念願の消防士になった。
配属先は、中央消防署・めだか浜出張所。
通称「め組」。
初出勤2日前にし、大吾は待ちきれず出勤する。
まだ席も仕事もなく、所長の席の片付けを任せれた大吾。
所長の五味(ごみ)消防司令は、競馬づけだし、周りを見渡すと
ロシア語の勉強をしている者、お菓子を食べながら楽しそうに仲間としゃべっている者など
大吾が想像してした消防士とはまるで違っていた。
張り切っていた大吾は、所長から、
一人が頑張りすぎるといろいろ面倒が起きる、と忠告されてしまう。
めだか浜出張所は、のんびりとした消防署だった。
大吾が勤務して1ヶ月が経った頃、大吾は街中でばったり高校の恩師・落合先生に出会う。
落合先生に、
め組の消防士は決められたことだけやってればいいと思っている、
典型的なサラリーマン消防士だ、と愚痴をこぼす。
落合先生から、よその地域と比べて火事が少ない、
「め」ったに火事がない、市内一「め」でたい出張所だから
「め」組と呼ばれている、という話を聞いて愕然とする大吾。
め組に戻った大吾は、
「現場で活躍したいのにこんなところに配属しやがって」
と暴れ出す。
そこへ出場司令が!
口では強気だった大吾は、初めての出場に動揺して体が震えていた。
着いた現場は、ガスが充満していると思われる家屋。
少しでも金属がこすれあうと火花が着火する恐れがある・・・。
慎重に捜索を始める、め組の消防士達。
恐る恐る歩いていた大吾は、何かにつまづく。
足元を見ると人が倒れていた。
仲間を呼ぼうとするが、あまりの怖さに体が動かない。
このままでは大吾の命も危ない・・・。
消防士の現場をリアルに描いた職業漫画「め組の大吾」。
不良少年だった大吾は、高校時代、落合先生から
「きみにだって子供の頃憧れてたものがあったでしょ
今は忘れてるだけ
早く思いだしなさいな、今なら間に合うから
どんな夢だって手が届くかもしれない!!」
と言われ、子供の頃からの夢を思い出したんだ。
どんな夢でも、早く本気になった分だけ夢へ近づける。
大人になるまでは何十年もある。
1つのことを何十年も繰り返していたら、何にでもなれそうな気がするよ。
純粋な子供は希望にあふれている。
大人になっても夢を諦めず追い続けていれば、生きがいになるし、いつまでも輝いていられるよ。
「め組の大吾」は、夢を追う大切な気持ちを思い出させてくれる漫画だよ。
|
◆人の命を救いたい 正義感が強い かなえたい夢がある 強くなりたい やりがいのある仕事がしたい |
◆ 消防士の漫画「め組の大吾」について語る ◆
「め組の大吾」を読んで消防士になった人、消防士を
目指している人のコメントも待ってるね♪