ファッション・デザイナーの漫画:「デザイナー」 一条ゆかり

  
デザイナー
 マン活王子の
 職業漫画書評点数!
 3
 5
 5
 この職業漫画は
 こんな人におすすめ♪
 ・人に負けたくない
 ・かなえたい夢がある
 ・人に合わせることが苦手
 ・力がほしい
 ・仕事で挫折をした
>>ファッション・デザイナーとは?

 ◆「デザイナー」 のあらすじ

ファッションショーの仮縫いのため、デザイナー・鳳(おおとり)麗香の元を訪れた、トップモデルの亜美(あみ)。
亜美は、年齢も苗字もプライベートに関することは何も知られていない、謎の美少女。
モデルとしては認められているものの、愛想のない態度で、周りから反感をかっていた。

亜美は、自慢話ばかりする麗香にうんざり。
そして麗香も、生意気な亜美を着せ替え人形としか見ていなかった。

麗香は、成功すればデザイナーとしての地位が安泰して一流デザイナーとしての道が開かれると
次のショーにかけていた。

周りから嫌われる亜美だけれど、亜美を認める者もいた。
その一人が、カメラマンの土屋明(あきら)。
プレイボーイだけど、亜美には特別な感情を抱いていた。
美しいだけでなく、レンズ越しに見るギラギラとした目はゾクゾクするほどすごい、
男を狂わせる魔力のある目だ、と亜美に夢中。

一方の亜美は、明を仕事相手としか見れず、いつも冷めていて、誰にも心を開かなかった。

ある日、亜美は、ファッション雑誌「イフ」の新編集長の青石に出会う。
亜美の特集を組んでいるが、何も分からず記事にしようがない、という青石に
いつも通り
「過去はありません、私が持っているのは亜美という名前だけです」
と答える亜美。

そんな亜美に、
「君には君の生き方があるんだし、聞くつもりはない」と言う青石。

これまでそんなこと言った人いなかったと、誰にも関心を示さなかった亜美が少しずつ心を開き始める。

亜美は、車を走らせていると嫌なことを忘れられる、とよくサーキット場へ行っていた。
運転技術もプロ級。
だけど亜美の腕を上回る男が現れる。
男の名は、結城朱鷺(とき)。
朱鷺は、「今に貴方はぼくが必要になりますよ」と謎めいた言葉を残し去っていく。

モデルの中にも亜美を慕う者がいた。
他のモデルとは違う、純粋なアリサ。
自分は嫉妬やねたみの中ではやっていけそうにないと弱気な発言。
アリサは、お世辞も言わない正直な亜美が好きだった。
いつも自分の思うままに自由に生きている亜美をうらやましく思っていた。
自分のことを尊敬するアリサに対しても、
「何もないからよ、捨てるものも大切なものも」と冷め切った亜美。

麗香のショーは成功をおさめる。
だけど、亜美は不満を感じていた。
どれだけ美しく振舞っても、すべての栄光はデザイナーのもの、
人に操られるままなのは馬鹿らしい、自分は操る女王バチになりたい、と。

そんな亜美の前に再び青石が現れる。
「デザイナーではなく君が一番よかった」と優しく微笑む青石に亜美の心は揺れ動く。
これまで他人に興味を示さなかった亜美が、青石には心を開き、誰にも話したことのなかった過去を打ち明ける。

初めて心を許せる相手ができた亜美。
何かが変わろうとしていた頃、昔お手伝いをしていた女性と再会する。
その女性から出生の秘密を聞き、動揺した亜美は、自分の運転する車で事故に合ってしまう。

トップモデルとして生きられなくなった亜美の目の前に、再び朱鷺が現れる。
亜美は、朱鷺の力を借り、モデルを辞めて、一からトップクラスのデザイナーを目指すことにした。

愛、憎しみ、苦しみ・・・様々な想いが交錯する物語。
あらゆることを犠牲にしてトップを目指す。
プロへの道はそれほど厳しいということだね。

第1刷は2003年に発売されたんだけど、今読んでもとても面白いよ。
ストーリーだけじゃなくイラストにも力があって、その世界観に引き込まれる漫画だよ。
⇒ 全巻チェックする!

◆ ファッション・デザイナーの漫画「デザイナー」について語る ◆

「デザイナー」を読んでファッション・デザイナーになった人、ファッション・デザイナーを
目指している人のコメントも待ってるね♪


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です