保育士の漫画:「たんぽぽ保育園カンタマン」 萩岩睦美
◆「たんぽぽ保育園カンタマン」 のあらすじ
30年間、口うるさい母の元で育った、吉野梨香子(りかこ)。
子供の頃通っていた保育園で10年間保母として働いている。
自分の人生に満足していたつもりだったんだけど、一人の男性と出会って何かが違うことに気づき始める。
保育園に出勤する途中、梨香子は近道をしようと山道を抜けようとするんだ。
そこで血まみれの青年と出くわす。
変質者だと逃げ出すんだけど、その男は梨香子の後を追ってくる・・・。
たんぽぽ保育園に着き、園長に助けを求めるんだけど
その男性は、新しく赴任してきた保育士、梨香子と同じ保育園の先生だったんだ。
彼の名は北條幹太。
梨香子血だと思っていたものは、北條が山の中で春イチゴを食べていて滑ってついたものだった。
北條は早速園庭で遊んでいた園児に声をかける。
でも子供たちは、知らない人と口を聞いたらいけない、と逃げるように走り去っていく。
エリート教育保育園として、子供達に厳しく指導する副園長は、規則と礼儀を重要視していた。
9時になると決まって、「いいつけしっかりまもります?」という全く楽そうじゃない園歌を歌わせる、
散歩は水曜日だけで、雨の場合は中止、
靴をぬぎちらかしたら罰としておやつなし、それが嫌なら園庭2周、
など、保育園とは思えない軍隊のような指導方法に、北條は吐き気をもよおす。
中には神経症の症状が出ている子供までいた。
おしっこをもらした4歳の女の子を激しくしかる副園長に、北條は我慢できず、
「僕のクラスの子を恥ずかしめるようなマネはやめていただきましょうか」
と女の子をぎゅっと抱きしめる。
そして、その女の子に
「僕は知ってるよ
ハーモニカを一生懸命吹いていて、ついうっかりトイレが間に合わなかったんだろ」
と言うと、女の子は安心して泣きじゃくった。
「大丈夫、新しいパンツ履きゃすむことじゃないか
これからはカンタが守ってやる」
子供達の気持ちを尊重する北條と接していくうちに、子供達は北條のことを「カンタマン」と慕うようになる。
自由奔放な北條に、幼い頃から規律に従ってきた梨香子の心が揺れ動く・・・。
大人に押さえつけられて育つ子供は、大人になってもその影響が性格に表れる。
人に迷惑をかけることはいけないけれど、子供のうちはちょっとしたイタズラを楽しむくらいに
のびのびと育って欲しいな。
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「たんぽぽ保育園カンタマン」を読んで保育士になった人、保育士を
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