本屋さん(書店員)の仕事は大変?
本屋さん(書店員)の仕事内容は、簡単に言うと、本を仕入れて販売するお仕事。
町の小さな本屋さんから全国展開している大型書店まで色々な本屋さんがあるよ。
小説、専門書、絵本、漫画など、出版社が発行する書籍は様々で、日々大量に生み出される。
全て置いて充実させたいところだけど、売り場の広さは決まっているからね。
数多い書籍の中からお客さんが読みたがっている本を選び出さないといけないのが大変でもあり、やりがいもあるところ。
話題の本や新刊など、時代の流れも考えながら、売れそうな本を売れそうな数だけ、出版社か取次(とりつぎ)に注文している。
「取次」とは、出版社と本屋さんの間に入っている流通会社のこと。
出版社だけで数多くの書店に対応するのは大変だからね。
新刊以外にも、定番としていつも店に置いてある常備商品の補充もしているよ。
売れそうな本だからと人気のある本ばかり扱うと他の書店と同じ品揃えになる。
ここにしかない!という本を置くことで、お店のファンになってもらえる可能性も広がるよ。
書店員さんの人柄、地域の特色がでるのも、オンライン書店と違う実店舗の魅力。
大型書店で大変なことは、毎朝届く大量の本を扱うこと。
本は重いから足腰に負担がくるよ。
さらに立ち仕事で、腰が痛いと言う書店員さんは多いけど、働き続けられるのは、新しい本に出合えたり、お客さんに喜んでもらえるから。
仕入れた本をいかに手にとってもらいやすくするか工夫することもやりがいを感じられることだよ。
届いた本は棚に並べる(棚入れ)。
本棚に並べるだけじゃなく、表紙が見えるように並べる(面出し)、新刊など人気本を台の上に積み上げる(平積み)など、売れるように本の置き方も工夫している。
付録つきの雑誌は、本と付録が別々に届くからセットにしてゴムで留めたり、漫画本は、立ち読みや汚れを防止するために、1冊ずつビニールに入れたり、細かい作業もあるよ。
色々な本に興味を持ってもらえるよう特集コーナーを設けたり、読んだことのない本でも読みたくなるようなポップを作ったり、本屋さんは色々な工夫をしているんだ。
より多くの人に来てもらうために、作家のサイン会や読み聞かせイベントなどを企画したりすることもあるよ。
自分が選んだ本が全て売れると嬉しいけど、売れ残る本もある。
次々新しい本が出るし、売り場のスペースも限られているから、売れ残っている本は取次店に返品するよ。
雑誌など返品期限が決まっている本もあるから要注意。
本屋さんは、販売だけじゃなく、接客も大事な仕事。
インターネットで簡単に書籍が買える時代になったけど、親切な接客をうけると、またそのお店に行きたくなるからね。
お店に本を探しにくるお客さんは、タイトルを正確に覚えていないこともある。
お客さんのうる覚えな情報から見つけ出したり、求めているジャンルの本でおすすめな本を案内してあげることもあるよ。
専門用語で聞かれることもあるけど、インターネットで調べられるようになったから探しやすくなったよ。
レジでは、お会計をしたり、本にカバーをかける作業の他に、本の予約を受けたり、図書カードの販売もしているよ。
出版社の方など業者の対応をすることもある。
大型書店では担当が振り分けられていたり、慣れるまで少しずつ仕事を覚えていったり、働き方も様々。
どういった働き方をしたいか考えて、自分にあう本屋さんが見つかるといいね!
書店に行って自分の欲しかった本が見つかると嬉しいよね。
それは当たり前のことのようだけど、本屋さんが数ある本の中から選んでくれた奇跡的な出会いでもあるんだ。
オンラインショップや電子書籍の影響で、書店がつぶれてしまうことも多くなった。
でも書店は、自分では検索できない本を見つけることができたり、どんな本か内容をゆっくり見て判断できたり、新しいことに出会えるワクワクする空間だよ。
ふらりと入った書店で手に取った1冊の本が人生を変えることもある。
本屋さんの仕事は大変なこともあるけど、奥の深い面白い仕事だよ。
本屋さん(書店員)になるには資格が必要?アルバイトは高校生でもできる?
本屋さん(書店員)は資格がなくてもできるよ。
正社員になる場合は大学卒業が条件の書店もあるけど、就職試験を受けて採用される場合やアルバイトから正社員になれるケースも多い。
正社員になったら転勤がある書店もあるから、働きたい書店でよく話を聞こう。
本の知識があった方が働きやすいけど、働きながら覚えることもできるよ。
高校生でもアルバイトできる書店はあるよ。
学校でアルバイトの許可が取れる場合は、求人誌やインターネット求人で本屋さんのアルバイトを探してみよう!
本が好きな人、接客が好きな人は本屋さんに向いているから挑戦してみてね。
私も本屋さん(書店員)になりたい!!!
本屋さん(書店員)をめざすには、実際に本屋さん(書店員)になった自分をイメージすることも大事!
常に目標を定めて意識していれば、道がブレないから最短の道を進めるよ☆
本屋さん(書店員)の自分をイメージするために・・・
本屋さん(書店員)を題材にした漫画で、実際の現場を覗き見してみよう♪
「ぶっきんぐ」 美代マチ子 |