ゲーム開発のシナリオライターとは？シナリオライターになるには？

ゲーム開発のシナリオライターだけの職業はあまりなくて、基本的にはプランナーが兼任するよ。

プランナーでも、シナリオが書ける人と書けない人がいるから、シナリオライターにもなれる人は、ゲーム開発者として仕事をする上で有利だよ。

ゲーム開発のシナリオライターの仕事内容は、ただシナリオを書くだけじゃない。
ゲームの種類にもよるけど、例えばRPGなら、街中に複数存在する住人に話しかけると全員と喋る事が出来る。
この会話内容を考えるのもシナリオライターの仕事。

小説のように、一貫したシナリオを一本書けば終わりという仕事じゃないんだ。

ゲーム開発者は、自分達が作ったゲームを、大勢の人に何回も遊んでもらいたいもの。
そのためにも、途中の選択肢や、行動内容によってシナリオに変化をつけていく。
変化の仕方、シナリオの進め方を決めるのも、シナリオライターの仕事。

最近流行の恋愛ゲームのような、いわゆるアドベンチャーゲームも、作業をする上で「今、ゲーム開発者として文章を書いている」ということを忘れちゃいけない。

小説、脚本、雑誌などのライター経験があっても、そのままゲーム開発者として、シナリオライターの仕事が出来るとは限らないんだ。

例えば、小説のようにつらつらと情景描写などを書き連ねていても、ゲームで遊んでいる人たちはすぐに飽きてしまう。

ゲームには、演出、キャラクター表現、背景、声優の声など、文章だけでなくたくさんの表現効果がある。

その全てを上手く活用して、遊んでいる人たちに、イメージを伝達しなければならない。

ゲームの仕様も理解できていないといけないから、シナリオライターの仕事はプランナーの一部として考えられるんだ。

制作会社によっては、シナリオライターはシナリオを書くだけじゃなく、簡単なプログラムを組んでゲームに反映させる、という作業を行うこともあるよ。

例えば、この台詞の時には、どのキャラクターがどの表情で表示されるか、などを指定するんだ。
声優を使う場合は、収録現場に行って、表現の指示などを行う場合もあるよ。

シナリオライターという肩書きだけど、ゲーム開発者であることに変わりはない。
表現の仕方でゲームのイメージは変わるし、ゲームを遊んでくれる人たちに、ダイレクトにメッセージを伝える事が出来る。

シナリオライターは、ゲーム開発者として、とても重要な職業だよ。

ゲーム開発のシナリオライターになるには、まずプランナーの仕事を覚えることから始めるといいよ。

ゲーム開発のシナリオライターは、シナリオを書くだけの仕事は少なく、プランナーの仕事も兼任する。

だから、シナリオライターになるには、ゲーム開発者専門の学校に入って、プランナーの技術を習得するといいよ。

たくさんのゲームで遊んで、ゲーム開発者が作ったものに触れておくというのも大切。

おもしろいゲームと、よく理解できないゲームがあるはずだから、それぞれのゲームの何が良くて、何が悪いのか、を考えるのも勉強になるよ。

ゲームで遊んでいると、たくさんのシナリオが存在することがわかるよ。

ゲームの進行に深く関わるシナリオや、全く関係のない会話、ハッピーエンドではなくゲームオーバーになるシナリオなど、様々な文章を書けるようにならないといけない。

さらにゲームによっては、文字数が限定されている場合もある。
その文字数の中で、上手くキャラクターを表現したり、確実な情報を伝えたりできる文章力も、ゲーム開発のシナリオライターには必要なスキル。

シナリオを書く場合、小説や脚本でも同じだと思うけど、プロットと呼ばれる、物語全体のあらすじを考えることから始まるよ。

シナリオライターになるには、まずこのプロットを上手く書けるスキルが必要になるよ。

企画書を書く場合にも、プロットが必要な場合がある。
全体の流れが面白くなければ、却下されてしまうこともあるから、ゲーム開発者にとってもプロットはとても大事。

実際にゲームの中で発生したイベントのシナリオを書く場合も、どのような場合に発生するのか、２回話しかけた時はどうなるのか、というような仕様を考えないといけない。

フローチャートのように分岐が発生して、条件を付けたり、フラグの設定をしたり、小説や脚本のライターには必要の無いスキルも、ゲーム開発のシナリオライターになるには必要になってくるんだ。

最近では、アプリゲームでもシナリオが多く使われているよ。
通常のゲーム機のゲームと比べて、使用できる文字数も少ないし、１回のイベントで発生するシナリオ量も少ないから、初心者にはうってつけのシナリオライター業務。

シナリオライターになるには、実績が何より大切。
簡単なものでいいから、１からプロットを作ってみて、フローチャートを考えて、ゲーム１本分のシナリオを作ってみるのも、シナリオライターになる大きな一歩につながるよ。