ゲーム開発のディレクターとはどんな仕事?
ゲーム開発のディレクターとは、現場を取り仕切る監督役であり、プロジェクト全体の進行管理を行う人物。
数人規模のプロジェクトであれば、プランナーがこのディレクターの仕事を兼任することもあるよ。
プランナーは、いわばディレクターになるための足がかり的存在。
1つのゲームを作るには、規模にもよるけれど、数十人のゲーム開発者が関わるよ。
全てのゲーム開発者が、予定通りに作業を進行出来ているか、ゲームの軸はぶれていないか、クオリティは落ちていないか、それら全てを管理するのがディレクターの仕事。
もし、何かがずれてしまっているなら、それを元に戻すのもディレクターの務め。
ディレクターに必要なのは、全体を見渡せるスキルだよ。
ゲーム開発者の中で、今誰が壁にぶち当たっているのか、誰の手が空いているのか、どんな問題が起きているのか、を正確に判断して、ゲーム開発者達、プロジェクト全体をゴールまで導かなければならない。
時には、ゲーム開発者が抱えている問題を一緒に解決したり、ゲーム開発者の人数を減らす・増やすなどの重要事項の決定なども行わなければならないよ。
作っているゲームの全てがディレクターにかかってくるんだ。
ゲーム開発のディレクターになるにはどうすればいい?
ゲーム開発者の現場監督となる、重要な立場に立つゲームディレクターは、なりたいと思ってもすぐになれるものじゃない。
ディレクターに必要なのは、現場経験。
ゲームによって、ゲーム開発者も違えば、プロジェクトの進行方法も変わってくる。
どういったゲーム開発メンバーであっても、上手くプロジェクトを回すことが出来るスキル、いわゆるコミュニケーション能力も必要になってくるよ。
ゲームの面白さやクオリティを落とさないためにも、ディレクターには自分の意志を曲げない強さも必要。
プランナーだけじゃなく、デザイナーやプログラマーでも、プロジェクトを複数こなして、プロジェクトをまとめる力があると認められれば、ディレクターに抜擢されることもあるよ。
ディレクターは、いわば船の舵取り役。
ゲームの内容が同じでも、ディレクターが違えば、ゲームの面白さが変わってくることもあるんだ。
ゲームのことをどれだけ理解しているか、ゲーム開発者たちのことをどれだけ信用出来ているか、長い時間をかけて経験してこそ出来る仕事だよ。