宇宙飛行士はどんな仕事内容?
宇宙飛行士の仕事内容は、まず宇宙を観察すること。そして、地球と宇宙の違いを調べること。
そのために、宇宙国際ステーションを作って、スペースシャトルに乗って、地球と宇宙を往復するんだ。
スペースシャトルの無重力空間での実験も、宇宙飛行士の仕事の1つだよ。
その他、2009年に出来た宇宙実験棟「きぼう」での実験・維持活動、宇宙用遠隔操作ロボットロボットアームを使った実験・保全作業、ロボットアームを使えない場所での船外活動も宇宙飛行士の仕事だよ。
宇宙飛行士は、宇宙だけじゃなく、地上での業務も大切な仕事。
地上での宇宙飛行士の仕事は、宇宙飛行のための訓練、宇宙国際ステーションで使う資料の作成など。
その他、講演会やテレビに出演して、宇宙飛行士がどんな仕事をしているかを多くの人に理解してもらうことも、宇宙飛行士の大事な仕事だよ。
宇宙飛行士になるには視力など必要条件あり!
宇宙飛行士になるには、以下の必要最低限の条件があるよ。
・日本国籍を持つ者
・大学卒業以上であること
(自然科学系:理学部、工学部、医学部、歯学部、薬学部、農学部等)
・自然科学系の研究、設計、開発など、3年以上の実務経験があること
(修士号を持つ者は1年、博士号を持つ者は3年とみなす)
・堪能な英語力があること
・心身共に健康であること
(身長:149cmから193cm、体重:50kgから95kg、視力:裸眼共に0.1以上 矯正1.0以上)
・協調性等、長期間、宇宙飛行士業務に従事できる心理学的特性を持つこと
宇宙飛行士になるには、英語力と協調性が必要。
宇宙飛行士は、他の国の人と話す機会が多いから、英語力とコミュニケーション能力が必要とされる仕事なんだ。
宇宙飛行士になるには長期間にわたる試験をクリアすること!
宇宙飛行士になるには、条件を満たして初めて、宇宙飛行士になるための試験が受けられる。
宇宙飛行士の試験は、期間が1年間ととっても長いよ。
それだけ、宇宙飛行士になるには大事な試験。
宇宙飛行士の試験はどんな内容か、実際に、2008年に行われた試験をたどりながら、流れを説明するね。
まず最初に行われるのは、書類選抜。
応募書類による審査、英語試験(ヒアリング、筆記試験)などがあるよ。
宇宙飛行士になるには、この書類選抜が最初の大きな壁。
書類選抜に受かると、2か月後、2日間にわたって、1次選抜が行われるよ。
1次選抜の内容は、一次医学検査、一般教養試験、基礎的専門試験、心理適性検査。
1次選抜に受かると、2か月後に、今度は1週間かけて2次選抜が行われる。
2次選抜の内容は、二次医学検査、面接試験(心理、英語、一般、専門)。
この2次選抜で、かなり人数が絞られるよ。
そして、3か月後に最後の試験、3次選抜が、2週間かけて行われるんだ。
3次選抜の内容は、三次医学検査、長期滞在適正検査、泳力の試験。
3次選抜で一番大変なのが、長期滞在適正検査。
窓もない閉鎖施設に一週間閉じこもって、色々なテストをする様子を観察される。
宇宙飛行士の仕事は狭い空間で行うから、その適性を見られるんだ。
すべての試験が終わると、1か月後に、最終面接(総合)があるよ。
そして、その月に合格者が発表される。
試験に合格しても、その後、宇宙飛行士になるための大切な基礎訓練が待っている。
今、日本で宇宙飛行士を養成しているのは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)だよ。
現時点での日本人の宇宙飛行士は、たったの8人。
狭き門だけど、宇宙飛行士は限られた人しかできない貴重な職業だよ。
私も宇宙飛行士になりたい!職業漫画で疑似体験♪
宇宙飛行士をめざすには、実際に宇宙飛行士になった自分をイメージすることも大事!
常に目標を定めて意識していれば、道がブレないから最短の道を進めるよ☆
宇宙飛行士の自分をイメージするために・・・
宇宙飛行士を題材にした漫画で、実際の現場を覗き見してみよう♪
「ASTRONAUTS」 沖一/史村翔 |
「MOONLIGHT MILE」 太田垣康男 |