力士とはどんな仕事?番付と呼ばれる階級社会
力士は、「お相撲さん」、「相撲取り」と呼ばれる場合もあるけれど、相撲部屋に所属して職業として大相撲に参加する選手の正式名称が「力士」。力士は、髷(まげ)を結い、裸に廻し(まわし)だけをつけた伝統的な姿で相撲を取るよ。
大相撲の力士は、年間6回行われる本場所で、初日から千秋楽までの15日間、合計90日を闘う。
その他にも、地方巡業や海外巡業で相撲を取ることもあるよ。
力士は、普段は相撲部屋で稽古を行っている。
休日は、本場所後の一週間とお正月だけ。
力士は、毎日稽古に励んで、激しくぶつかり合う相撲を取るのが仕事だから、何よりも体が資本。
力士の世界には番付があって、本場所の成績によって番付が上がっていく。
幕下と十両では、待遇に大きな差があって、服装や髷も異なるよ。
十両以上は、付き人がついて、給料が支給されるんだ。
入門したての下位の力士は、稽古が終わった後、ちゃんこを作るんだけど、このちゃんこを食べる順番も番付順という実力主義の世界だよ。
力士になるには身長制限もある?
力士になるには、まず男性であることが第一条件。
そして、本場所前に行われる新弟子検査を受けて、合格すれば力士になれるよ。
【新弟子検査の概要】
・受験資格
義務教育を修了した、23歳未満。
・検査内容
体格検査:身長167cm以上、体重67kg以上。/内臓検査
※3月場所(就職場所)は、中卒者に限り、身長165cm以上、体重65kg以上
2001年から実施されていた第二新弟子検査は、2012年3月に廃止されたよ。
※第二新弟子検査とは?
若貴ブームが去り、新弟子検査の受験者が減った際に設けられた検査。
第一検査の体格検査(身長173cm以上、体重75kg以上)の基準をクリアできない受検者のうち、身長167cm以上、体重67kg以上であれば、第二新弟子検査を受験。
第二新弟子検査の体力検査で、平均的な体力が認められれば合格というもの。
現在、第二新弟子検査は廃止されたけど、新弟子検査が、第二新弟子検査の基準に変更されたよ。
力士になりたい!漫画で疑似体験♪
力士をめざすには、実際力士になった自分をイメージすることも大事!
常に目標を定めて意識していれば、道がブレないから最短の道を進めるよ☆
力士の自分をイメージするために・・・
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「ああ播磨灘」 さだやす圭 |
「のたり松太郎」 ちばてつや |
「バチバチ」 佐藤タカヒロ |