◆「ヒトヒトリフタリ」 のあらすじ
人間はみんな1人じゃない。
必ず後ろには守護霊がいる・・・。
霊界は、神界、精霊界、幽界と階層があり、幽界は現世とつながっている。
その下には暗黒世界が広がる。
霊界の最下層・幽界では、現世のような生活を送りながら、魂をどう磨いていくかを勉強する場所。
生まれ変わるときは前世の記憶は消える、など日々授業が行われていた。
幽界で生活をしている、18歳という若さで命を落としたリヨンは、
ある日、一見小さな子供にしか見えない校長先生に呼び出される。
リヨンにもついに輪廻の番がきたかと思われていたけど、
授業に出て魂を磨こうともせず遊んでばかりいるリヨンには
輪廻する前に修行が必要と、現世に降りて守護霊になるよう命じられる。
人間の行動を見守るだけの仕事なんて嫌だと言うリヨンに、
「それが修行、
守るヒトの魂と意識下だけで同調することができるから
いい影響を与えらることもできるはずだ」
と校長は一歩も引かなかった。
今から守護霊になるものの、憑くのは生まれたばかりの新生児じゃなくて、
もともと憑いていた守護例が、黒玉の影響で暗黒世界に堕ちてしまった、
今守護霊が憑いていない人間。
数多くいる守護霊の憑いていない人間の中からリヨンが選んだのは
春日荘一郎という男だった。
春日の寿命は残り518日、約1年半の命。
現世へ降りたリヨンは、疲れきっている多くの日本人を目にする。
そして、リヨンが憑く春日という人間は、なんとその日本を代表する総理大臣だったんだ。
大物過ぎる、、苦労するに決まっている、、と思いながらも、
お酒をあびるように飲んで、寝言で謝罪までしている辛そうな春日の姿を見て、
守護する魂がいないからだ、守護するのは私の勤めだ、
と春日の体の中へ入る。
春日の周りにいる者達が魔を差してくるため、中は黒玉だらけだった。
べっとりこびりついた黒玉に悪戦苦闘するリヨン。
現実では春日総理は危機的状況に立たされていた。
両院議員総会で、代表解任動議が出されようとしていたんだ。
内閣官房長官の安西は、春日に、
解任を否決するのはほぼ不可能、
ただし、前総理大臣・清永と会談してもらえれば可能性が生まれると言う。
党内も国民にも誰一人味方はいない、無能な総理と言われている春日。
責められ続ける春日は、予算委員会中に倒れてしまう。
すぐに病院に運ばれて、重症の脳梗塞と診断が出る。
リヨンが見守る中、春日の魂が体から抜け出した。
このままでは肉体に戻れなくなって、残り513日は寝たきり状態になってしまう。
そうなったらリヨンは何もしなくてすむけれど、
黙ってみるようなズルはしない、人間は一人じゃない、
必ず守ってくれる守護霊がいる、
と魂を連れ戻すんだ。
春日の体は、血流が完全に回復、血栓も溶解してなくなってきて
医師も驚くほどの回復力を見せた。
リヨンが心の中の悪玉も全て掃除したから春日の体はとてもきれいになっていた。
病院のベッドの上で意識を取り戻した春日。
「ここはどこだ?」とリヨンに話かける
春日には、普通は見えるはずのない守護霊、リヨンの姿が見えたんだ。
リヨンは慌ててその場を立ち去る。
春日は、これまで占い師に頼ってきた。
その占い師に心を開いた春日の体に、また黒玉がわいてくる。
しかも人の形をした黒玉が逆流してきて、リヨンが取り込まれそうになる。
春日は総理大臣の立場上、国民からの罵声、仲間の裏切りなど、誰のことも信じられなくなっていた。
孤独だから悪玉に入られやすくなるんだ。
総理大臣というだけで魔が差してくる、
こんなにつらいのになんで総理大臣をやっているのか、リヨンには不思議だった。
清永を呼び出した春日は、
これまで権力争いで大事なことを見失っていた、
この国をよくしたくて政治家になったことを死にかけて思い出した、
どうせ拾った命だからこれからは捨て身でいく、
と宣言する。
そんな春日の中には強力な悪玉が襲ってきていて、リヨン一人では止められなくなっていた。
春日本人にその気になってもらわないと、とリヨンは春日の前に姿を現す。
春日はリヨンから、
死にかけた時に回路がひらいて守護霊が見えるようになった、
暗黒世界には、魔に囚われた魂たちがうごめいている
その中には無意識の中に這い上がりたい気持ちが残っていて、ヒトの隙を見つけては
脱出しようとしている、
隙が多いほど悪に入られやすくなる
と聞く。
春日は守護霊の存在など信じられなかったけれど、自分以外の者にはリヨンの姿が見えないこと、
手で触れた人の心が聞こえるようになったことなど、霊能力が使えるようになっていることに気づく。
春日は霊能力の力をこの国のために使おうと決心する・・・。
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「ヒトヒトリフタリ」を読んで内閣総理大臣になった人、
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