棋士とは?
棋士の仕事は、将棋の対局すること。
6月?3月にかけて行われる大事な順位戦に挑んだり、タイトル戦の本戦などの色々
な大会に出て、対局料や賞金を稼ぐのが一番の仕事。
その他の仕事は、将棋の指導をして指導料をもらったりTVの将棋の番組で解説をする
のも大事な仕事。
他には、広報活動として地域の人に将棋の楽しさを伝える仕事もあるよ。
将棋の本を書いている棋士もいる。
プロ棋士になると、対局以外にも様々な仕事があるんだ。
そして常日頃からさらに腕をあげるため将棋の研究することも大事。
奨励会から出るお手当ては、名人で約105万、Aクラスで約65万、B1クラスで約50万、
B2クラスで約33万と上位にいるほど高くなるよ。
さらに年2回ボーナスも出るんだ。
将棋の世界は厳しいけれど、恵まれた環境だからこそ将棋に没頭出来るんだろうね。
棋士になるには、まずプロの棋士に弟子入りして新進棋士奨励会(略して奨励会)に棋士として
推薦してもらうのが一般的。
棋士の推薦があれば次の方法でも奨励会に入れるよ。
まず奨励会にはいるには19歳以下であることが条件。
対局が中心になるんだけど、他にも面接試験、一次・二次試験とあり棋士になるには、ただ将棋が上手いというだけではなくて、
人格やそれなりの教養も必要になってくる。
奨励会に入ったときは6級で、対局で所定の成績を収めると昇級昇段していくよ。
三段まで昇段すると半年に1回行われる三段リーグにでる資格がもらえるんだ。
三段リーグに出て上位2名に入れれば四段になって、プロの棋士になれる。
この計算だと年に4人しかプロになれないからプロの棋士になるには狭き門。
奨励会に入ったからといってプロの棋士になれるわけじゃなくて、奨励会には年齢制限があって、
満23歳の誕生日までに初段、もしくは、満26歳の誕生日までに四段に昇段できないと退会処分に
なってしまうんだ。
例外として、四段昇段がかかった三段リーグで勝ち越せれば、最高29歳の三段リーグまで奨励会に
いることが出来る。
プロの棋士になるには何としても四段に昇段するしかないよ。
2006年からプロの棋士になる方法に「フリークラス制度」が導入されたよ。
受験資格は普通に奨励会に入るより厳しく、プロの公式棋戦にアマチュア枠や女流棋士枠で出場して
最も難しい棋戦から数えて10勝以上、勝率が6割5分以上の成績をとったもの、
さらに編入試験として新しく四段になった奨励会の棋士達5人と対局して3勝した人がフリークラスの
四段としてプロ棋士になれるよ。
19歳をこえても、可能性はあるんだ。
奨励会に入ってない分実力が試されるけど、挑戦してみる価値はあるよ。
フリーだから順位戦には出られない。
プロの棋士になるには険しい道を乗り越えないといけないんだ。
棋士をめざすには、実際棋士になった自分をイメージすることも大事!
常に目標を定めて意識していれば、道がブレないから最短の道を進めるよ☆
棋士の自分をイメージするために・・・
棋士を題材にした漫画で、実際の現場を覗き見してみよう♪
「3月のライオン」 羽海野チカ |