ゲーム開発のプロデューサーとはどんな仕事?
ゲーム開発のプロデューサーは、ゲーム開発者全員の代表的な存在。
プロデューサーは基本的には、現場の作業には参加しない。
それは、プロデューサーの仕事が、ゲーム開発者の制作しているゲームを発売して、売り込むために必要なことを全て行わないといけないから。
例えば、ゲームの方向性や売るべきターゲット層、発売時期の考案、広告の企画や広報の方法の考案、発売元となるゲーム機メーカーや、外部に作業を発注する場合の交渉、ゲームのグッズや攻略本の企画、雑誌の取材に答えたりなど、ゲーム開発のプロデューサーはやるべきことがたくさんあるんだ。
プロデューサーは、ゲームクリエイターとして、開発に関わる仕事をほとんどしていないように見えるけれど、プロデューサーがいなければ、いくら良いゲームを作ったとしても世に出すことは出来ない。
ゲーム開発者全員の生活がかかっているくらい重要な職種なんだ。
最近の家庭用ゲームソフトは、開発費や広告費などを合わせると億単位で費用がかかるのは当たり前。
その費用をどのように使って、どれだけの利益をどのように回収するのかを考えるのもプロデューサーの仕事。
億単位のお金を扱うから、並大抵のプレッシャーではないよ。
そして、ゲーム開発者が問題を起こしてしまった時や、発売したゲームに問題が発生した時など、全ての責任はプロデューサーにある。
プロデューサーは、ゲーム開発者達が安心してゲームを作れるように上に立つべき存在。
ゲーム開発にはほとんど関わらないとは言っても、全く現場に顔を出さないというわけじゃない。
定期的に現場を訪れては、スケジュールの確認をしたり、現状のゲームの出来具合やクオリティを確認したりする必要がある。
時には、大きくゲーム内容の改良を指示することもあるよ。
でもそれは、プロデュース業の一環。
より良いゲームを作って、ゲーム開発者達の生活を支えるため、プロデューサーはゲーム開発者達に嫌われようとも、時には厳しく接することも必要なんだ。
ゲーム開発のプロデューサーになるにはどうすればいい?
ゲーム開発のプロデューサーには多くの課題、プレッシャー、責任が重くのしかかる。
だから、いくらゲーム開発者向けの専門学校で学んでも、企業に入ってすぐプロデューサーになることはできない。
現場を経験して、リーダースキルや、外部とのコミュニケーション能力、交渉力、企画力、マーケットや経営の知識などを身につけて、やっとなれる職種だよ。
ゲーム開発者全員の代表になるわけだから、プロデューサーになるには近道はないよ。